寒い季節になると食べたくなるのがコンビニのピザまんですよね。
そんなピザまんは妊娠中でも食べて大丈夫!
でも、注意しておきたいこともあるんです。
この記事でわかること
という内容でお伝えしていきます!
妊娠中にピザまんは食べてもいい?
結論、基本的には妊娠中にピザまんを食べても大丈夫です。
その理由と、より安全にピザまんを食べる方法をお伝えします。
ピザまんは加熱調理してあるのでOK
妊娠中にピザまんを食べても大丈夫な理由は、ピザまんの製造過程で加熱調理が行われているからです。
ピザまんの中にはチーズが入っています。
このチーズが未加熱のチーズだと、リステリア菌感染の可能性があるので妊娠中は気をつけなければなりません。
心配なときは温め直そう
リステリア菌は加熱調理することで死滅します(中心温度65度以上で1分間以上)。
日清製粉グループのレシピによると中華まんを蒸すときの加熱時間は強火で15〜20分間。
しっかりと加熱されていることはコンビニの生産管理上問題ないことと思いますが、それでも不安な場合は自宅に帰ってからレンジで再加熱しておきましょう。
加熱の目安は、中のチーズがとろりと溶けるくらいです。
ちなみに、最寄りのファミマでピザまんを買ったときは、中のチーズがとろとろに溶けるくらいの加熱がされていました!
10月にまた物価が上昇!
今のうちに備えておきたい
妊娠中に避けるべきチーズは?
妊娠中にチーズを食べるときには種類に注意しましょう。
気をつけたいのは未殺菌のナチュラルチーズです。
未殺菌のナチュラルチーズとは?
チーズ独特の風味を出すために、原料となる乳に加熱殺菌をしていないチーズです。
リステリア菌が存在する可能性があります。
日本で製造販売されているナチュラルチーズは、原料である乳を乳を殺菌するよう、法律で定められています。
ナチュラルチーズでも比較的安心して食べられるのです。
しかし海外では、ナチュラルチーズの製造過程で原料乳を殺菌しない場合があります。
日本のナチュラルチーズでも加熱して食べると、さらに安心です!
ナチュラルチーズとプロセスチーズの違い
チーズには「ナチュラルチーズ」と「プロセスチーズ」があるのをご存じでしょうか。
2つの違いは、製造過程の中で加熱するかどうかです。
- ナチュラルチーズ→加熱しない場合もある
- プロセスチーズ→必ず加熱する
プロセスチーズは、複数種類のナチュラルチーズを混ぜて溶かしてから型に流し込んで冷やし固めます。
一度熱を加えて溶かしているので、リステリア菌は死滅します。
対してナチュラルチーズは、牛やヤギの乳に乳酸菌やレンネットと呼ばれる酵素を加えてたんぱく質を固めます。さらにホエイと呼ばれる乳清の一部を取り除いて、カビなどを使って発酵・熟成させて作られます
日本でナチュラルチーズをつくる場合、乳の時点で63度30分または75度1分で低温殺菌されます。
海外で作られたナチュラルチーズには、殺菌されていない乳を使う場合があり、食べてしまうとリステリア菌の感染リスクがあるのです。
妊娠中はリステリア菌に感染すると重症化する確率が高くなります。
基本的に「チーズ=よく加熱して食べる」と覚えておけば大丈夫です!
ちなみに、妊娠中に食べたくなる方も多い、マックのチーズはプロセスチーズです。
参考:「【完全解説】ナチュラルチーズの作り方」丹波チーズ工房
参考:「チーズの定義」雪印メグミルク
参考:「これからママになるあなたへ」厚生労働省検疫所
妊娠中コンビニでピザまんと合わせて買うなら?
妊娠中、コンビニでピザまんと合わせて買いたい商品は次の2つです。
- ノンカフェイン飲料
- ヨーグルトやゆで卵
なにかと体力を奪われる妊娠中…コンビニでバランスよくご飯を済ませられたら嬉しいですよね。
それぞれ理由をお伝えします。
飲み物はノンカフェインを選ぶ
まず、飲み物はノンカフェインがおすすめです。
カフェインは胎盤を通してお腹の赤ちゃんにも届き、発育不良の原因になるのではと言われています。
日本では、カフェインの推奨摂取量はありませんがWHOでは一日に300mg以内。
150mlのコップで飲むコーヒーなら、1日2杯以内が目安です。
気づかないうちに飲みすぎちゃうこともあるから注意したいですね
具体的には、麦茶やルイボスティー、ノンカフェインコーヒーなど。
野菜ジュースやフルーツジュース、乳酸菌飲料は一見体に良さそうですが、糖質の高い商品が多いため気をつけてください。
参考:「知っておきたい妊婦さんとカフェインのはなし」ライオン歯科衛生所
参考:「妊婦さんはカフェインを控えめに」elevit
ヨーグルトやゆで卵を合わせる
ヨーグルトや卵がおすすめなのは、手軽にタンパク質が摂れるからです。
妊娠中はタンパク質もバランスよく摂りたいですよね!
山梨大学の研究では、妊娠中にタンパク質を極端に食べない母親の子どもは、3歳の時点で、話すことや、細かい動き、問題を解決する力が育ちにくいことがわかりました。
この研究は、タンパク質を普通に食べる母親、少し少ない母親、とても少ない母親の3つのグループに分けて調べた結果です。
タンパク質を少なく食べる母親は、パンやご飯などの炭水化物を多く食べる傾向も見られました。
気にしすぎる必要はありませんが、コンビニでご飯を済ませるときも、手軽にタンパク質を摂れるのは嬉しいですよね!
参考:「妊娠中の母親のたんぱく質摂取と3歳時の発達との関連について」山梨大学
参考:「妊娠初期に母親が摂取するタンパク質の量が”極端”に少ないと、子どもの発達に影響も【研究発表】」たまひよ
まとめ:妊娠中でもピザまんは食べられる
今回は「妊娠中でもコンビニのピザまんは食べられる?」と言うテーマでお伝えしました。
結論、妊娠中でもコンビニのピザは食べられます。
ただし妊娠中にチーズを食べるときにはリステリア菌に注意しましょう。
外国産のナチュラルチーズを食べるのは避けて、日本で生産製造されたナチュラルチーズであっても、なるべく加熱して食べることをおすすめします。
チーズが入った食べ物や、たっぷりとチーズがかかったメニューはとても魅力的ですよね。
正しい調理方法で妊娠中でも食べたい食事を美味しく楽しみましょう!
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