「NFTって結局何が面白いの?」
「ただのイラストじゃないの?」
今回はそんな疑問を解決します!
この記事でわかること
- NFTの面白さ、楽しみ方
- NFTのおもしろ活用実例
- NFTゲームやNFTグッズについて
NFTと聞くと難しいイメージがあるかと思いますが、実は普通の趣味として楽しめる面白さがたくさんあります。
コレクションが好き・ゲームが好き・最新テクノロジーが好きという方はきっと面白さを感じてもらえるはず。
今のうちに知っておくことで将来周りと差を付けられること間違いなし。
NFTを知って、楽しさをぜひ実感してみてください!
結局どのくらいお金がかかるの?ときになる方はこちらもあわせてチェック!
1-1 NFTは何が面白い?
NFTとは、「非代替性トークン」のことです。
かんたんに言うと、唯一無二のオリジナルデータ。
1点ものの絵画や、有名選手やアイドルの直筆サインのようなもの。
最新技術により、デジタルイラストや写真でも、その価値を再現できるようになりました。
今回紹介するNFTの面白さは次の4つです。
- 世界に一つだけのデジタルアート
- 証明書やチケットの代わりになる
- コミュニティで盛り上がる
- 参加アーティストが続々登場
- NFTの技術を使ったゲーム
ひとつずつ説明していきますね。
世界に一つだけのデジタルアート
NFTは唯一無二のデータなので、世界にひとつだけです。
オリジナルである証拠がデータに組み込まれています。
1点もののイラストや写真、音楽をコレクションできるとなると魅力を感じる方も多いのではないでしょうか。
有名イラストレーターや漫画家の方のNFTも続々販売されています。
また、NFTは売買が可能。資産価値が上がって1枚数千万円になったNFTも存在します。
現実のアートと同じだね!デジタルアートだから、誰がどこにいてもオンラインで買えるし、売れるんだ。
証明書やチケットの代わりになる
NFTは唯一無二のデータであり、しかも「ブロックチェーン」という仕組みのもとでは改ざんできません。
つまり、証明書やチケットにぴったりの存在なのです。
・土地の所有権
・セミナーの参加チケット
・イベント参加券
などの役割があるNFTも販売されています。
今後はNFTが持つ特典そのものが価値となって売買されるという声も。
NFTがさらに広まったら、ライブやコンサートのチケット・特典などに使われるかも?
コミュニティで盛り上がる
NFTのコミュニティは実はとても盛り上がっています。
NFTには、Discord(ディスコ―ド)というアプリを使ってファン同士繋がる仕組みがあります。
最新情報の共有部屋、雑談部屋、ファンアートを載せる部屋も。
それぞれが自分の好きな場所・得意な場所で交流してOK。
もちろん、コミュニティな苦手な方は参加しなくても大丈夫です。
共通の話題で盛り上がったり、プロジェクトを応援したりと「推し活」「ファン活」に近いものを感じます!
参入アーティストが続々登場
NFTに参入するアーティストは日々増えています。
NFTは誰でも作れて販売できるのが魅力でもありますが、
・perfume
・香取慎吾さん
・小室哲哉さん
・手塚プロ
など、誰もが知る有名人や著名人も、実はNFTに参入しているんです。
NFTはまだまだマイナーな存在かもしれませんが、ユーザーはじりじりと増え、ユーザー同士盛り上がりを見せています。
Google検索のトレンドをチェックするツール「Google Trends(Googleトレンド)」では2023年1月現在「NFT」というキーワードでこのような結果が出ました。
まだまだ歴史は浅いかもしれませんが、便利で画期的なNFTは今後もさらに拡大していくと思っています。
一足先にNFTを楽しみながら、乗り遅れを回避しましょう!
NFTの技術を使ったゲーム
NFTはメタバース(仮想空間)との相性もよく、NFTを使ったゲームもたくさんリリースされています。
また、NFTを使ったゲームの面白さの一つが「遊びながらお金になる」ということ。
ゲーム内で作ったアイテムや装備を売買することができるのです。
ただし、ゲーム内では仮想通貨を使うので、仮想通貨の口座をつくったりウォレット(仮想通貨を所持するときに必要なデジタルお財布)を用意する必要あり。
仮想通貨?なんかよくわからないから心配なんだけど…
ゲーム内コインだと思えばわかりやすいかも。ジュエルとか魔法石とか…。
ただし、仮想通貨には投資要素があるので注意しましょう!
いきなり大金を使わず、初心者ほど少額から取引するのが基本です。
この記事の後半では、実際に遊べるNFTゲームも紹介しています。
NFTの面白い事例5選(日本)
では続いて、NFTが活用された面白いプロジェクトを紹介していきます!
日本国内で実際にあった事例や、今も続いている事例なので参考にしてみてください。
NFTを知っておくと、今後こんなイベントに参加できるかもってことだね。
今回は5つの事例を紹介します。
・ウィスキーの所有権をNFTにした事例
・有名ブランドがゲーム内アイテムをNFTにした事例
・有名人アートがNFTとして販売された事例
・漫画とNFTを結び付けた事例
・小学生がNFTを200点以上完売した事例
では見てみましょう!
ウィスキーの所有権をNFTにした事例
熟成されたウイスキーと将来交換できる権利「Unicask(ユニカスク)」がNFTとして販売されました。
NFTは証明書代わりになり、改ざんできないのでこのような使い方もできます。
ウイスキー樽の100分の1がもらえる権利を付与したNFTは、約4000万円分がおよそ9分で完売しました。
[vol.1]
— UniCask(ユニカスク) (@UniCask_jp) August 4, 2022
これまで樽で熟成中の蒸留酒の売買は
閉じたコミュニティ内だけで行われていました弄
そこでUniCaskは
■ 樽内のお酒の所有権を分割し
■ それをデジタルで証明する”Cask NFT”を販売
このような形で、ウイスキーをはじめとする蒸留酒の”民主化”を実現したのは、UniCaskが世界初✨ pic.twitter.com/1gydcvAQzm
有名ブランドがゲーム内アイテムをNFTに
Louis Vuitton(ルイヴィトン)はNFTを使ったゲームをリリースしています。
また、BURBERRY(バーバリー)もブロックチェーン(一度作られたデータを改ざんできないようにする仕組み)のゲームに参入、メタバース内のアバターに着せる限定コラボアイテムを発売しました。
ゲームアプリ「LOUIS THE GAME」
— Louis Vuitton Japan (@LouisVuitton_JP) August 12, 2021
2世紀にわたるルイ・ヴィトンの物語を辿る旅へ──ヴィヴィエンヌと共に200本のバースデーキャンドルを集め、30あるNFTの1つを見つけて。 https://t.co/HnQcm7sSB3 #LOUIS200 pic.twitter.com/H6rT8HdEqV
有名人のアートがNFTになった事例
元SMAPの香取慎吾さんが壁画をNFT化して販売した事例もあります。
1日で完売、売上3900万円はパラスポーツ支援に全額寄付されました。
また、柴犬の「かぼすちゃん」の写真NFTはオークションにて4億越えで落札。
売り上げは日本赤十字社やあしなが育英会をはじめとする子どもの未来を支援する団体へ寄付されました。
NFTは唯一無二の1点ものなので価値が高くなりやすく、特に有名な方の作品は高額で売買されます。寄付にもつながるいい仕組みですね。
香取慎吾さんのNFTアートを購入!
— よしてる(Yoshiteru) (@uzuraism) September 6, 2021
今回はパラサポのチャリティプロジェクトになっていて、いろいろとあったオリンピックだったけど、感動は間違いなくもらっていたし、自分にできる形の感謝として届いたらいいな
NFTも今後のために知っておきたいし、手に届くのが楽しみ#香取慎吾 さん#NFT
漫画とNFTを結び付けた事例
有名漫画がNFTとなった事例もあります。
手塚プロの漫画原稿のNFTです。
販売されたのは、モザイクアートとジェネラティブアート(画像素材をランダムで組み合わせて生成されるNFT)の2種類。
ジェネラティブアートは1時間で完売し、オークションでは日本円で2000万円近い落札額となりました。
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— 【公式】手塚プロダクション・グッズ情報 (@TEZUKA_goods) November 24, 2021
️手塚プロ公式のNFT原稿アート誕生✨
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「From the Fragments of Tezuka Osamu(手塚治虫のかけらたちより)@tezuka_art_nft」。貴重な漫画原稿を惜しみなく使用したデジタルアートシリーズです珞モザイクの一粒一粒から手塚治虫の漫画への情熱が感じられます❤️❤️https://t.co/NPb2WHd83Q pic.twitter.com/Q2uHihRGYw
小学生がNFTを200点以上完売した事例
NFTが一時期テレビやメディアで大きく取り上げられたのを記憶している方も多いかもしれません。
日本の男の子(9歳)がピクセルアートのNFT「Zombie Zoo Keeper」を作成・販売しました。
販売した212点が完売し、大きな話題となったのです。
男の子は、草野恵美さん(アーティスト)の息子さんで、親子でNFTをつくったとのこと。
今後さらにネットの世界・技術が進歩していく中で親子でさまざまな経験を積むのは素敵なことですよね。
弊息子ZOMBIE ZOO KEEPERの個展にいらしてくださりありがとうございました✨最初の作品をmintした時から一年以上、今でも応援してくださる方々に感謝です。これからも極めてマイペースですが、息子が気が向く限り、アートを発表していきたいと思います。 pic.twitter.com/s9whQSaJSL
— 草野絵美履♀️Emi (JPN) (@neokosodate) December 3, 2022
NFTの面白い事例3選(海外)
実は、NFTは海外の方が何倍も盛り上がっています。
日本のNFT企画にも海外からたくさんの問い合わせがあるほど。
海外で実際に進められているNFT関連の事例を3つ紹介します。
・NBA TOP SHOT(NBAトップショット)
・Satoshi Island(サトシ アイランド)
・Souls of Nature(ソウルズ オブ ネイチャー)
NBA TOP SHOT
「NBA TOP SHOT」は、NBA選手の動画がデザインされたNFTです。
デジタルカードとなっていて、それぞれ選手の活躍シーンが見られます。
NBAとライセンス契約を結んだDapper Labsが開発・運営。
ファンの方たちから支持されているNFTプロジェクトで、日本円で1枚3000万円近くなったカードもあるほどです。
2023年2月現在、NBA TOP SHOTの公式Twitterはフォロワー数約28万人。
海外でも絶大な人気を誇るプロジェクトです。
Satoshi Island
「Satoshi Island」は世界で初めて、島の一部を購入できるNFTです。
NFTの唯一無二な証明書の機能と、データを改ざんできないブロックチェーンの仕組みがあってこそ実現できた実例と言えるでしょう。
Satoshi Islandが実在するバヌアツ(国名)の首相を財務大臣から許可を得てNFTを販売しています。
うお‼️
— 「養分」の班長 TMA.LOVE.lens(, ) (@losetradehancho) December 5, 2022
モジュール建設がついに始まった
サトシアイランド、どうなっていくか楽しみですにゃ~$STC#TwitFi https://t.co/28zv8AGTEm
Souls of Nature
「Souls of Nature」は、環境保護を目的としたNFTです。
9,271種類のジェネラティブ(画像素材をランダムで組み合わせて生成されるNFT)NFTは絶滅危惧生物たちのデザインになっています。
「Souls of Nature」のNFTを持っていると、「絶滅危機に瀕した世界を救う」というテーマのゲームでメタバース空間を体験できるのが特徴です。
プロジェクトの資金の一部は絶滅危惧種の保護にあてられる予定であり、環境保護を支援しながらさまざまな体験を楽しめるNFTと言えます。
After 8 months of creation, the portal has opened ✨
— Souls of Nature (@soulsofnature_) August 11, 2022
Demo is now live: https://t.co/c9uWGCUjdM
Enter from any device, anywhere, and on the blockchain. Everything built with @UnrealEngine
The portal also opened the discord for everyone #NFTs #NFTCommunity #NFT pic.twitter.com/7eLZa83Sbm
NFTゲームは面白い?
NFTを活用したゲームもあります。
仮想空間を利用して遊んだり、自作したゲーム内アイテムをNFTとして販売したりできるのが魅力です。
NFTゲームは、「Play to Eearn(=遊びながら稼げる)」と言われることも。
今回は
・The Sandbox(ザ・サンドボックス)
・PKCL Twins(ポケコロツインズ)
・Axie Infinity(アクシーインフィニティ)
この3つのNFTゲームを紹介します。
「The Sandbox(ザ・サンドボックス)」
「The Sandbox」は、マインクラフトのように、建物やアイテム、アバターを自由に自作できるNFTゲームです。
仮想空間(メタバース)上のオープンワールドで自分の好きなジオラマやイベントなどを展開することができます。
自作したアイテムはNFTとして販売できるほか、自分の作成したゲームをプレイしてもらうことで利益が出る仕組みも。
さらには自分の持つゲーム内の土地(LAND=ランド)を有料で貸し出すことも可能。
アイテム売買などに使われるのは「SAND」という独自のトークン(=暗号通貨。イメージはゲーム内コイン)を発行しており、SANDを現金化する形で稼ぐことができるのです。
ゲーム内の通貨が現金化できるってすごいね…!
PKCL Twins(ポケコロツインズ)
「PKCL Twins」は、双子のアバターを自分の好きなようにコーディネートするゲームです。
スマホからでも遊べます。
スマホゲーム「ポケットコロニー」をプレイしたことのある方には馴染みのあるデザインかもしれません。
ゲーム内で作ったアバターコーデをNFTにして販売できる仕組みになっています。
Axie Infinity(アクシーインフィニティ)
モンスター育成ゲームとNFTを掛け合わせた、新感覚育成ゲーム「Axie Infinity」。
NFTになった可愛いモンスター「Axie(アクシー)」を育成・バトル・繁殖していくゲームです。
クエスト・ボスなどのストーリー要素もあり。
Axie(アクシー)を「取引」して売買することで稼げるようになっています。
NFTはグッズ化できる?
NFTはグッズにもできます。
自分で作ったNFTをかんたんにグッズ化するサービスがスタートしたんだよね!
2022年5月からサービス開始された「SUZURI byGMOペパボ」というサービスがあります。
METAMASK(メタマスク=ウェブ上のお財布)とSUZURI(スズリ=簡単ハンドメイドサービス)を連携させることで簡単にNFTデータからグッズを作れる仕組みになっています。
NFTを持っている&商用利用の許可を得ている人がグッズを作成・販売できる仕組みも構築中だそうです。
NFTの利用がさらに応用され、さまざまなサービスと繋がっていく未来も遠くないはず。
とにかくワクワクの最新技術だねー!
まとめ:NFTは面白い!アート以外の楽しみ方も多い
今回は、「NFTの面白さって何?」というテーマで次の3点をお伝えしました!
- NFTの面白さ、楽しみ方
- NFTのおもしろ活用実例
- NFTゲームやNFTグッズについて
記事の内容をまとめると、NFTとは最新技術によって「替えがきかない(唯一無二)」という付加価値を付けたデータです。
NFTの特性を活かして、アートの幅を広げたりゲームに組み込んだりとさまざまな取り組みがされています!
ただの画像ではない「NFT」のすごさや面白さが少しでも伝わったら幸いです!
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