「NFTアートを作るときの画像サイズは?」
「手元にあるイラストをNFTにできるの?」
今回は、こんな疑問を解決します。
NFTクリエイターデビューにぜひ役立ててください!
この記事でわかること
・NFTアートの推奨ピクセルサイズ
・NFTアートの推奨容量&ファイル形式
・イラスト作成アプリ&ソフト
NFTアートを作成するときの初期設定を覚えるぞ!
この記事を書いた人
ママライターすずめ
・現役Webライター
・一児のママ
・妊娠糖尿病を経験
・食事管理で産後血糖値安定
NFTアートの推奨サイズ
初めてor迷ったら1,000×1,000px
これで大丈夫です。
もっと詳しく知りたい方のために続きを…
まず最初に、NFTアートにサイズ指定はありません。
しかし、出品する上で扱いやすい・多くのクリエイターが採用しているサイズがあります。
・イラスト絵の場合
・ドット絵(ピクセルアート)の場合
・写真の場合
この3つに分けてお伝えしていきますね。
ちなみに、px(ピクセル)=画素。
ピクセル数が高いほど高画質になりますが、データ容量も大きくなるので注意しましょう。
イラストの場合
イラストをNFTにする場合、1,000~2,000pxの正方形を推奨します。
迷ったら1,000×1,000pxでOK。
イラストをNFTにする際、細かいところまで書き込みたいのであればある程度px数を高く設定する必要があるので、自分が描きたいイラストに沿って設定するのがいいです。
また、最もメジャーなNFTマーケット「OpenSea」に出品したNFTアートは、1,000×1,000pxより大きいと表示画像が自動で圧縮され、Opensea上では1,000×1,000pxで表示します。
初めてなら1,000×1,000pxでいいね!
ドット絵(ピクセルアート)の場合
ドット絵は特性上、多少画質が落ちてもわかりにくいため、サイズの小さい作品も多いです。
有名なドット絵のNFT「Cryptopunks(クリプトパンクス)」は、384×384px。
Cryptopunksの場合、ドット絵にしてデータサイズを小さくすることで、イラストの情報すべてをブロックチェーンに記録可能にしています(=フルオンチェーン:すべてをブロックチェーンに乗せる)。
ドット絵にした理由がちゃんとあるんだ…知らなかった
コアなファンの間では、フルオンチェーンのNFTが「THE・NFT」って感じらしいよ!
写真の場合
写真の場合も、イラストと同じく1,000~2,000pxの正方形推奨です。
画像編集ソフトやアプリでリサイズ(切り抜き)すればOK。
保存する際のファイル形式や画質の保持も確認しておきましょう。
写真をNFTにして販売する場合、次の2つに注意!
・著作権や肖像権などの法律
・データの容量によっては重すぎる
NFTにして販売したデータは、不特定多数の人に見られるということ。
人物・建物・キャラクターなどには肖像権や著作権のようにさまざまな法律が絡んでくるため、慎重に判断してください。
著作物を無断で使用すると権利の侵害になり、著作物を使用したコンテンツの差し止め請求や損害賠償請求に発展する可能性があります。
参考:PR TIMES 「広報担当者が知っておきたい写真の権利「著作権」「肖像権」「クレジット(コピーライト)」に関する基礎知識」
また、データ容量が重すぎるとNFTにして販売できません。
100MB以下がひとつの目安となります。
定番は1:1の正方形
推奨サイズのほかに押さえて欲しいのが、NFTアートは「1:1の正方形が定番」ということ。
SNSのアイコンとして利用する人が多いからです。
TwitterでもNFTアイコンが実装され始めていますし、今後LINEでもその流れになりそうです。
「LINE NFT」って、もうあるもんね
日本を代表するNFTのCNP(Crypto Ninja Partners)は2,000×2,000px(ピクセル)で描かれています。
NFTアートのファイルサイズは?
最大級NFTマーケット「Opensea」では、販売するデータのファイルサイズ上限は100MBです。
ただし、OpenSea公式では、100MB以内に抑えるよう推奨しています。
画像サイズや解像度(dpi)が大きいほど、データの容量は大きくなるので、注意しましょう。
めちゃめちゃ描き込む風景画とか、今の時点では厳しいかもだね…
NFTアートのファイル形式は?
OpenSeaの対応ファイル形式は次の通りです。
JPG、PNG、GIF、SVG、MP4、WEBM、MP3、WAV、OGG、GLB、GLTF
画像でNFTを作るには、JPEG(ジェイペグ)とPING(ピング)がほとんど。
JPEGはPINGに比べてファイルサイズを押さえられるものの、PINGのように透過や圧縮→解凍で元の画質を保持することはできません。
自分の描くイラストに合わせて設定しましょう。
容量を押さえたいならJPEG、ある程度容量に余裕が合ってキレイに作りたいならPINGがおすすめです!
NFT用画像が作れるアプリ&ソフト
「これから画像をつくる(イラストを描く)んだけどおすすめは?」
「ドット絵はスマホでも作れる?」
という方におすすめの、
・ドット絵(ピクセルアート)制作アプリ
・イラスト制作ソフト
を紹介していきます。
キャンバスは24×24、エクスポート(保存)は384×384pxにするといいですよ!
ドット絵(ピクセルアート)制作アプリ
描き込みが少なく、初心者にもおすすめのピクセルアート。
いわゆるドット絵です。
イラストに苦手意識があっても比較的楽しく作れるので、初めてNFT作成や販売にチャレンジしたい方にもおすすめ。
- 8bit Painter(スマホアプリ)
- dotpict(スマホアプリ)
- EDGE(PCアプリ)
この3つを紹介します。
8bit Painter(エイト ビット ペインター)
シンプルで使いやすく、直感で操作できるドット絵作成アプリ「8bit Painter」。
はじめてドット絵に挑戦する方にもおすすめです。
ドット絵を描くための基本機能は備わっているものの、カラーコード(色を指定する数値のこと)やレイヤー(透明なフィルムのような役割をする機能)などは搭載されていません。
また、常に広告が表示されており、保存枠を増やすためには動画の視聴が必要。
「とにかく簡単にドット絵を描いてみたい」という方には無駄もなくおすすめのアプリです!
iOSの方はこちら(アプリストアに飛びます)
Androidの方はこちら(GooglePlayに飛びます)
dotpict(ドットピクト)
多機能なドット絵アプリ「dotpict」を紹介します。
SNS要素や、カラーコード(色を指定する数値のこと)、レイヤー(透明なフィルムのような役割をする機能)も使える多機能アプリです。
また、カラーパレットが豊富で、色選びに困りません。
「色選びが苦手」「センスに自信がない」という方にもおすすめの機能。
しかし、アプリ内広告に18禁内容のものがあったので、子どもと使う場合には注意が必要です。
iOSの方はこちら(アプリストアに飛びます)
Androidの方はこちら(GooglePlayに飛びます)
EDGE(エッジ)
こちらはPC用のフリーソフトです。
更新が2009年から止まっていますが、現在でも使われ続けています。
256色使用可能、カラーコードやレイヤー機能も。
広告もなく、無料なのに充実した機能が備わっています。
公式ホームページには「本格的にドット絵を描きたい人におすすめ」との記載あり。
もちろん初心者の方でも使いやすいと思います。
ただし、PCソフトなのでダウンロード・インストールが必要です。
普段からPCに慣れている方には使いやすいかもしれません。個人的には、描きやすいものの操作メニューが小さく少々見づらいと感じました…。
自分に合ったアプリ・ソフトを選んで使ってみましょう。
すべて無料なので全部試してみるのもありかと!
イラスト制作ソフトならCLIP STUDIO PAINTがおすすめ!
本格的にNFTイラストにチャレンジしたい!という方はイラスト作成ソフトがおすすめです。
機能が揃っているのはもちろんのこと、ペンで実際に紙に描くように描けるから楽しく作品を作れます!
中でも、CLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)、通称「クリスタ」と呼ばれるお絵描きソフトがおすすめです。
大手イラスト投稿サイトpixivでも利用率NO.1の人気を誇っています。
参考:CLIP STUDIO PAINT「イラスト・マンガ描き方ナビ」
私も愛用してます…!タブレット用もありますよ。
クリスタは、ドット絵用のツールもデフォルトで搭載。
ムダに重なったピクセル(ドット)を自動で検出して削除できる機能も。
こちらの記事で詳しく解説しています!
興味のある方はぜひ読んでみてください。
まとめ:NFTアートは1,000×1,000pxで作るのがおすすめ
今回は、「NFTアートの推奨サイズは?何ピクセルにすればいい?」というテーマでお伝えしました。
結論
・初心者の方は1,000×1,000pxで作る
・基本は1:1の正方形
・OpenSeaに出品するなら100MB以内
・容量を抑えたいならJPEG
・容量に余裕&キレイに見せたいならPING
・ドット絵作成アプリは、8bit Painter、dotpict、EDGE
・イラスト制作ソフトならクリスタ
作品の設定はNFTアート制作の第一歩!
回の内容をもとに、ぜひNFTクリエイターデビューしてください。
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